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ブラック&ブルー、アザミウマに死す

  • shopping704
  • 2023年8月28日
  • 読了時間: 4分

更新日:5月21日

瀕死の重傷で、全く葉が大きくならず、完全に成長が停止してしまった【アガベチタノタ ブラック&ブルー】。

なんとか復活を願ったが、息を吹き返すことはなかった。

葉が全てポロポロと取れたのだ。




初期症状

気付くのが遅かった。

普通に成長していくものだと思い、そこまでしっかり見ていなかった。

気付いた頃には、表面を茶色いブツブツが覆い、葉の端には黒い枯れたような跡が広がり、所々錆のような茶色く傷ついたような箇所も見受けられた。

新しい葉は小さいままで成長が止まり、成長点は全く動かなくなった。


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対処

何が原因かわからず、とりあえず殺菌の為ベンレートドボ漬け。

病気か害虫か、判断が難しいので、対処法も迷う。

ベンレートにドボ漬けしておけば、菌なら殺せるし、虫なら浮いてくるといった判断だった。

効果があったかは分からないが、やはり気付いた時点でダメージが酷すぎたので、良くなることはなかった。


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状態

最終的に、葉が自然にポロポロと取れていった。

成長点の新しい葉の内部はかなり酷くやられており、茶色い錆のような傷だらけだった。

そして、次の葉が出てくる兆候も皆無だった。


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結論

以前、炭疽病に侵された【アガベチタノタ 白鯨】は、ベンレートにより救われた。

成長点も止まることはなかったし、明らかに内部からではなく、展開した葉のみの症状だった。

しかし、今回は、内部からやられている感じだった。

これは、恐らく内部に寄生したアザミウマによる被害だと思う。

では、どこでこのクソ害虫が潜り込んだのか。。


恐らくだが、購入した時点で、既にいたのではないだろうかと推測する。

購入したのは某マーケットプレイスだが、説明文やコメントが片言の様な記載になっていたので、日本人ではない、台湾などのアジア系販売業者だ。

ベアルート株のような未発根株ではなかったが、どうもこの手の販売主は、管理状態が心配される。

私は今までアザミウマの被害など出たことがなかったし、何よりも、基本室内での育成だった。

そう考えると、やはり、当初からアザミウマが潜んでいた可能性が高いと言わざるをえない。




毎日の観察が大事

昨今、アガベのような少し珍しい植物でも、様々なマーケットプレイスで簡単に買うことができる。

できれば、店頭で実際に確認し購入したいのだが、私の住んでいるような地方では、なかなか店頭で見かけることはない。

そこで利用するのが、大手をメインとしたマーケットプレイスだ。

マニアックな高額植物など、様々な植物が出品されているので、じっくり探して選ぶことができる。

ただ、やはり品質などに保証はなく、数枚の写真で状態を判断するしかない。

これは一種の賭けだ。

片言の様な記載文章やメッセージのやり取りが見受けられたら、とりあえず、何かあっても仕方がないと思うしかない。

ベアルート株なら、最悪発根しないかもしれないということは、頭の片隅に置いておくべきだ。


今回のBBは非常に残念な結果となってしまったが、やはり毎日の観察がどれだけ大事かという事を思い知らされたできごとだった。

すまないBB。




再結論(2025.05.21)

様々な情報を集約した結果、、、これは、薬剤による症状ではないかという結論に至った。

薬剤は、[ベニカX]である。

ベアルート株を入手した際、とりあえず、ベニカで殺菌する流れとなるが、このBBに関しては、薬にかなり影響を受ける品種であると考える。

もちろん、ベニカに何の影響も受けない品種もある。

しかし、このBBはダメなようだ。

皆様、くれぐれも気を付けていただきたい。




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植物のある暮らしをテーマにPost。





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