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アガベ用育成棚山善オープンシェルフの棚板を、樹脂製から古材に変更する

  • shopping704
  • 2月9日
  • 読了時間: 7分

更新日:2月20日

1年半ほど前から使用しているこのアガベ用の植物育成ラック。



[山善オープンシェルフ(4段)」の天板裏に、ダクトレールを付けるなどしてカスタマイズし、更には昨年、上段にダクトレールをもう1本追加、下段をパネル型育成ライトに変更するなど、それなりに重宝していたのだが、やはりどうしてもこの樹脂製の棚板が気になっていた。



棚板には、表面に凸凹の加工を施した木目のシートが張られているが、これがどうも生きた植物と馴染まず、自然との調和がはかれていない状況に当初から悩んでいた。

アイアンのフレームは非常に好みで、そこまで主張しないシンプルなデザインが気に入っている。

それゆえに、棚板だけなんとかならないものかという思いがずっとあったが、今回いよいよモヤモヤが限界に近づいてきたので、アップグレードすることにした。




棚板の材質を検討

現在、棚板は、4か所に付けられた専用のフックで、左右のアイアンに引っ掛ける形で固定されている。

まずは、この専用のフックを外し、棚板と同じ厚みと大きさの集成材にそのまま取り付ければ、恐らく問題なく利用できるのではと考えた。



しかし、集成材は本物の木ではあるが、やはり自然な風合いではないので、結局そこまで劇的に雰囲気が変わることはないかもしれない。

また、基本無塗装なので、雰囲気を出すには、同じサイズに切り出してから塗装する必要があり手間もかかる。

そう考え、1枚の無垢材を検討するも、結局同じように塗装が必要なのと、どうしても1枚ものなので、専用フックを流用しての取り付には、反りなどのリスクを伴う。


そこで、次に検討したのが古材・足場材だ。

使い古されたヴィンテージ感のあるその見た目は、アガベに非常にマッチし、反りやひび割れなども、全て「アジ」として受け入れられる。

もはやこれしかないと考えた私は、ホームセンターなどで足場材を探し回ったが、これが全くおいていない。

もちろんネットでも販売しているショップはあるが、できれば現物を見てみたいところだ。

どうしようかと悩んでいたのだが、ここで1つ重要な問題に気付くことになる。。




足場材のサイズ問題

足場材は、基本奥行が決まっているのだ。

大体は1枚20cmのものが多く、これがネックとなった。

想定していたのは、足場材の場合、山善ラックの奥行から、2枚を繋ぎ合わせて1枚の棚板とする方法だった。

ただその場合、どうしても足場材の反りなどによって、専用フックではがたつきが起こり、しっかり引っ掛けられない恐れがある。

そこで、左右のアイアンの段に直接板を乗せる方法で考えていたのだが、これが大きな問題となった。

山善ラック自体の奥行は41.5cmだが、左右のアイアンの段に乗せるためには、枠内に木が通せるよう、棚板の奥行を38cm以内にする必要があった。



そうなると、20cmの足場材では、2つ合わせると40cmとなり奥行オーバー、枠に木を通せず使用することができない。

基本、横幅をカットするサービスはどのショップもあるが、奥行をカットしたいとなると、なかなか対応してくれるところはない。

しかも、1枚あたり1.5cmほどという僅かなカットとなるので、現実的に厳しい。。


ここでこの足場材の案は行き詰まり、しばらく放置する日々が続いた。

ただ、定期的に訪れる「棚板変えたい」欲はその後も収まることなく、暇を見つけては、他の方法がないか考えていた。

そしてある日、ついにベストは方法に辿り着いたのだ。




幅木を使用

足場材には、外側に墜落防止措置や物体の落下防止措置として幅木というものが付けられており、この幅木が、大体高さ(奥行)15cmくらいで、足場材よりも短いのだ。

木の雰囲気は足場材とまったく同じなので、もはやこれしかないと、早速取扱いがあるショップを探した。

そして見つけたのが、メルカリの[DIY FACTORY]。



[DIY FACTORY]で取扱いのある幅木は、奥行17cmで厚みが2cm、長さは10cm〜2mまででカット自由だ。

奥行に関しては、願わくば、2枚合わせて38cmがジャストなので、1枚の奥行は19cmがベストだったが、これが限界だろう、もう見つかる気がしない。

多少前後に空きはできてしまうが仕方ない。


足場材や幅木にしても、洗浄をはじめ、安全面での表面や角の処理等が施されているものはそこそこ値段もする。

しかし、[DIY FACTORY]の場合は、無洗浄で、木も無加工そのままの状態である。

もちろん、反りやひび割れも多数あるが、何より値段が安い。

私の場合、ラックは、上段、中段、下段の3段仕様なので、1段に2枚繋ぎ合わせた場合、全部で6枚幅木が必要だった。

その他の店舗なら、2万~3万円程はする計算だったが、「DIY FACTORY」は、送料含めた合計で5,520円(税込)!

かなりありがたい値段だ。

もちろん実物は見れないが、ペンキが入っていないものや色合いの統一など、こちらの希望を聞いて木材を選んでくれるので、ある程度イメージに近いものを手に入れることができる。

そして、セレクトされた木材は、商品ページにこのような画像でアップしてもらえるので安心だ。



早速私も、ラックの横幅から少しはみ出る幅90cmの長さで、6枚を購入。

無事到着後、しっかり洗浄し付け替えることにした。




幅木に変更する上で必要なもの

設置するにあたって、必要なものは2つ。


まずは、幅木2枚を繋げ固定するための金具。

こちらは、当初足場材を購入しようとしていたショップ[WOODPRO]で良いものがあったのでそちらを購入。

サイズは、275mmのもの。

イメージが分かりやすいよう、ウェブサイトの画像をお借りした。





もう一つは、幅木の棚板を左右のアイアンに固定するための金具だ。

この山善のラックは、専用フックで棚板を左右のアイアンに引っ掛けることによって、アイアンと棚板がぐらつかないよう固定させる仕組みだ。

従って、同じように、何らかの方法で、幅木の棚板とアイアンを固定しなくてはならないが、奇跡的にピッタリの商品が見つかり、それを購入。




ただ、U字箇所の形状が、アイアンのバーの太さにぴったりこないので、そのままでは、棚が前後にスライドしてしまう。

そのため、もし完全に固定させたい場合は、ゴムなどを間に挟み込んでネジを締め付ければ、しっかり固定できるとは思うが、正直少しくらい前後にスライドしても問題はないので、何もせずそのまま取り付けることにした。




設置作業

ダクトレールやパネル型育成ライトを、新しい幅木の棚板に、同じように位置を調整し取付け。

その際、ダクトレールが、どうしても幅木を繋げた金具に干渉するので、ボルトで高さを確保するなどして固定した。




その後、幅木の棚板を、購入した金具でアイアンに固定。



問題なく設置完了となった。






幅木の反りで、繋ぎ合わせ箇所が平面でなく少々の段差ができてしまったり、ひび割れや欠けた箇所など多々あるが、そのどれもが「アジ」として受け入れられるほど、以前とは見違えるほどの仕上がりで大満足だ。




最終かかった合計金額(ラック自体に関わる費用のみ)

ダクトレースや育成ライトなどを除く、ラックだけにかかった費用をまとめてみた。



ラック

・商品名/山善オープンシェルフ(4段/幅855mm×奥行415mm×高さ1235mm)

・商品価格/13,500円(税込)

・送料/無料

・購入先/Amazon




棚板

・商品名/幅木(幅900mm×奥行170mm×厚み200mm)

・商品価格/4,320円(6枚の合計/税込)

・送料/1,200円(税込)

・購入先/DIY FACTORY




幅木連結金具

・商品名/黒皮鉄シリーズ プレート ワックス仕上げ( 厚み3mm×幅38mm×長さ275mm)

・商品価格/2,640円(6枚の合計/税込)

・送料/1,100円(税込)

・購入先/WOODPRO




幅木棚板固定金具

・商品名/ダイカストアイストラップ 5mm 黒つや消し

・商品価格/1,716円(12個の合計/税込)

・送料/無料

・購入先/Amazon




合計金額

21,776円(税込)



足場材などを利用したアイアンベースのラックは値段も高いので、山善ラックのカスタマイズは非常におすすめである。




植物のある暮らしをテーマにPost。





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